岐阜県可児市久々利の平牧山円明寺は高野山真言宗のお寺です。室町期に久々利城主土岐家により復興されました。さらに江戸中期には、木曽義仲の末裔三尾家の寄進を得て、義辨通範上人により再興されました。
円明寺は地方の小さな寺院ですが、土岐家の遺産である本尊薬師如来をはじめ、土岐家復興前平安期の宝珠地蔵菩薩、さらに江戸期阿弥陀如来・不動明王・愛染明王・毘沙門天・弁才天・大黒天・千手観世音菩薩・聖歓喜天等々を祀り、江戸中期以来祈願と供養のお寺として信仰をあつめます。
また、毎月八日の薬師如来・愛染明王ご縁日の護摩祈祷には、そえごま祈願・ほうろく灸のご祈祷が受けられます。
毎年節分には、厄除け(厄払い)をはじめ、合格祈願・願い成就の特別護摩祈祷により、年明けの開運を願う多くの皆様にご参詣をいただいております。
円明寺山主